関西花の寺二十五ヵ所
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第15番 岩船寺 3/12開花情報

花の種類 アセビ・ミツマタ
開花状況 咲き始め

池のアセビの花が満開です。ミツマタ、サンシュユの花も咲き始めました。

15-130312-115-130312-2ミツマタの花


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■お問い合わせ/岩船寺

2013年3月12日 |カテゴリー: 過去の開花情報 | タグ: , ,
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第16番 浄瑠璃寺

浄瑠璃寺

浄土を現世に作り上げた曼荼羅境

 浄瑠璃寺は、当尾の山里でひっそりと千年の歴史を刻む。小さな山門がある北側だけが開かれ、東から南、西の三方は深々とした山に囲まれている。

浄瑠璃寺 山門をくぐると、宝池を中心に西側に九体阿弥陀堂(国宝)、東側に三重塔(国宝)を配した浄瑠璃寺庭園(特別名勝及史跡)が広がる。気負いもなく、山の自然を生かした悠然たる雰囲気だ。
 しかし、いったん九体阿弥陀堂に入ると、その圧倒的な迫力に引き込まれ、息をもつけない。丈六像(224cm)の中尊と半丈六像(139~145cm)の8体の阿弥陀如来像(国宝)が金色を放って一列に並んでいるのだ。阿弥陀如来は未熟な私たちを理想の未来へ迎えてくれる仏様。祈らずにはいられない存在感がある。また五穀豊穣、天下泰平を授けるたおやかな吉祥天女像(重文・開扉日限定)なども祀られている。

浄瑠璃寺 池をはさんで東側には薬師如来(重文・開扉日限定)を安置する三重塔(国宝)が立つ。薬師如来は東方浄瑠璃世界の教主で、現実の苦悩を救ってくれる仏様。この寺ではまず薬師如来を拝み、振り返って彼岸の九体阿弥陀仏を拝むのが本来の礼拝の形である。阿弥陀仏は西方未来の理想郷である極楽浄土へ迎えてくれる。
 浄瑠璃寺の庭は鑑賞ではなく、深く篤い祈りの庭。煩悩の河を越え、阿弥陀仏に迎えられて西方浄土に至ることが感じられる仏の庭だ。

控えめなアセビが浄瑠璃寺によく似合う

浄瑠璃寺 春の参道はうららかな花景色。3mは優に超しそうなほど背が高いアセビ(アシビ)が、スズランに似た小さな花をこぼれんばかりに咲かせている。もともと山のアセビで、昔はもっと茂っていたという。参道には大株が15本ぐらい続いている。

 「色も姿も控えめで、この寺に合っていると思います」と佐伯副住職。確かに濃緑の葉とクリーム色の花の落着いた景色だ。アセビより、さらに上を見上げれば、ハクモクレンやモモ、サクラが狭い参道の頭上に花枝を伸ばしている。

季節ごとの山野草を見つける楽しみ

 春のサンシュユやシャクナゲ。初夏のガクアジサイ、キハナショウブ、カキツバタ。夏のフヨウ、サルスベリ。秋の紅葉……。他にも野のキキョウやカワラナデシコなど季節ごとの山野草を見つける楽しみが尽きない。野山から姿を消した野生種も、浄瑠璃寺では最少限の手入れにより守られている。どこまでも自然に寄り添っているところが名刹・古刹の名にふさわしい。

ギャラリー

第16番 小田原山 浄瑠璃寺(じょうるりじ)

住  所
電  話
U R L
宗  派
ご 本 尊
拝  観
料  金
交  通



隣接霊場

京都府木津川市加茂町西小札場40
0774-76-2390
http://homepage2.nifty.com/ashibinomise/joururizi.htm
真言律宗
九体阿弥陀如来(根本本尊薬師如来)
9~17時(12~2月は10~16時)
300円(本堂内)
電車=JR関西本線(大和路線)加茂駅からバス22分
   またはJR・近鉄奈良駅からバス30分浄瑠璃寺前下車徒歩3分
車=京奈和道木津ICから加茂方面へ約8㎞。
  または西名阪道天理ICまたは郡山ICから北へ約20㎞、P50台(民間駐車場)
車で岩船寺6分、般若寺20分、白毫寺30分


花ごよみ

アヤメ・カキツバタ
ハナショウブ
キキョウ
サルスベリ
ハギ
紅葉
センリョウ・ナンテン
スイセン
コウバイ
アセビ
ツバキ
サンシュユ

5月上旬~
6月上旬
7月上旬~
8月上旬~
8月上旬
11月中旬~
12月上旬~
1月上旬~
2月上旬~
2月下旬~3月下旬
3月上旬~
3月下旬


主な行事

御影供
施餓鬼会
除夜の鐘
吉祥天女像開扉
薬師如来開扉

4月18日
8月20日
12月31日
1月1~15日、3月21日~5月20日、10月1日~11月30日
毎月8日、正月三日、春分・秋分の日(好天に限る)


周辺の見所

    当尾石仏巡り=岩船寺と結ぶ2㎞、1時間弱の散策コースが中心になっていて、大小多数の野仏が点在している。ミロクの辻の弥勒菩薩立像、三体地蔵、不動明王磨崖仏、笑い仏、うもれ地蔵、唐臼の壺、阿弥陀坐像、地蔵菩 薩、愛宕灯籠、藪の中三尊…主なものだけでも、数えあげるときりがないほど。
    丁石 浄瑠璃寺の参道入口から、加茂の里に向かう道沿いには、丁石と呼ばれる笠塔婆が、現在でも4本残っている。
    吉祥庵 浄瑠璃寺近くのそば屋。陶芸品が飾られて、つい腰を落ち着けてしまうほど居心地がいい。せいろそば800円。11時~(そばがなくなり次第閉店)、水曜休 電話0774-76-4007
    あ志び乃店 浄瑠璃寺門前の食事処。山の幸をふんだんに使った素朴な味わい。とろろ定食、山菜定食各1,000円。9時30分~17時(12〜2月は10〜16時)、不定休 電話0774-76-2791
    わかさぎ温泉 笠置いこいの館 笠置山西側に湧く温泉は、バリアフリーに気を使った温泉施設で、特に高血圧によいとされている。車で30分。10~21時、800円、第1・3水曜休(祝日の場合は営業) 電話0743-95-2892

浄瑠璃寺周辺マップ



第10番 摩耶山天上寺

六甲摩耶の頂上にある「女人高野」

摩耶山天上寺 天上寺は、六甲山系の国立公園摩耶山頂上にある。海抜は715m、山の霊気に包まれた天空の聖地だ。

 大化2年(646)、孝徳天皇の勅願によりインドの高僧法道仙人が開いたと伝わるが、古くから山自体が御神体として信仰の対象になっていた。その後、弘法大師が中国からの帰朝の際にお釈迦様の生母・摩耶夫人像を安置。以来、山名は摩耶山、寺名は摩耶夫人の昇天されたノ_利天(とうりてん)にちなんでノ_利天上寺、略して天上寺と号するようになった。厄除の本尊、十一面観音と摩耶夫人尊を祀るところから「女人守護の本山」「女人のみ寺」「女人高野」として信仰を集め、安産腹帯発祥の寺として知られる。

山の花々を愛でながら天上寺へ

摩耶山天上寺 ケーブルとロープウェイを乗り継いで山上の星の駅に降り立つと、そこは1000万ドルの夜景で名高い掬星(きくせい)台。ここから天上寺へは約10分のウォーキングだ。

 春先ならば密生したアセビやコブシ、5月から6月ならばヤマボウシやベニドウダンの花々が楽しめ、梅雨時は途中の摩耶自然観察園や周辺が様々なアジサイで彩られて見応え充分である。秋風がそよぐ頃になると、ツタウルシやカエデが色づき始める。天上寺への表参道ともいえるこの道は、四季折々の山の花を愛でる、とっておきのコースである。

平地より2週間遅れで沙羅の花が咲く

摩耶山天上寺 天上寺へは、野鳥のさえずりしか聞こえない森閑とした石段を上る。秋には燃え立つようなカエデが頭上を覆い、春にはシャクナゲの花明かりが美しい。

 息を切らして上り詰めると、目の前には大空が広がり、その下に金堂、摩耶夫人堂、金輪堂などが立ち並ぶ。昭和51年に不慮の大火で大小20余りの堂塔が全焼し、再建されたものばかり。場所も以前は南側の山腹で、今は創建当初の聖地“元摩耶”に位置している。
 花便りが平地より2週間ほど遅い境内に春が訪れると、シダレ桜やレンギョウ、ユキヤナギ、ゴヨウツツジなどが待ちわびたように開花する。
 ゴールデンウィークの頃には 白いハンカチが風に舞っているような珍しいハンカチツリーの花が見られる。天上寺の花を代表する沙羅の木は、6月下旬から7月上旬にかけて。そこかしこで純白の花が数限りなく咲き、夕方から夜にかけて一日花の命を終える。
 短い夏を追うようにキキョウ、オミナエシが、8月中旬はサルスベリ、9月はハギやシュウカイドウ、名月にイトススキ、11月はツワブキと、花色を絶やすことなく錦繍の秋を迎える。境内の見晴台、「天空の大舞台」に立てば、淡路島や明石大橋が秋の夕日に照り輝いている。

ギャラリー

第10番 摩耶山 天上寺(まやさんてんじょうじ)

住  所
電  話
U R L
宗  派
ご 本 尊
拝  観
料  金
交  通




隣接霊場

兵庫県神戸市灘区摩耶山町2−12
078-861-2684
http://www.mayasan-tenjoji.jp/
高野山真言宗
十一面観世音菩薩(秘仏 33年に一度ご開帳。次回は平成31年)仏母摩耶夫人尊
9~17時
入山料志納
電車=JR・阪急・阪神三宮駅から市バス18番15分摩耶ケーブル駅下車、
   まやケーブル・まやロープウェー星の駅から徒歩10分
車=表六甲ドライブウェイ終点から南西へ約8㎞。
  または神戸北有料道路唐櫃南から裏六甲ドライブウェイを経て南西へ約9㎞、P50台
車で鶴林寺70分、永澤寺60分


花ごよみ

サクラ
シャクナゲ・キリシマツツジ
アジサイ・ヤマボウシ
サラ
サルスベリ
紅葉
アセビ・タムシバ

4月上旬〜
5月上旬〜
6月中旬〜
6月下旬〜7月中旬
8月下旬〜9月上旬
11月中旬〜
3月中旬〜


主な行事

摩耶詣
仏母会・花会式
仏母忌・花供養
四万六千日大祭

3月春分の日
5月8日
5月15日
8月8日


周辺の見所

    神戸市立森林植物園 総面積142.6haの園内に日本や世界の樹木約1,200種を植栽。アジサイの名所でもある。見頃は6月中旬〜7月中旬。車で10分。9〜17時、300円、水曜休(祝日の場合は翌日) 電話078-591-0253
    六甲山牧場 六甲山上にある観光牧場。多数の羊のほか、乳牛・山羊・馬・ウサギなどが放牧されている。神戸チーズ館では神戸チーズの製作過程が見学でき、まきば夢工房では乳製品やソーセージの製造体験ができる。車で7分。9〜17時、500円、火曜休(3月20日〜11月5日は無休) 電話078-891-0280

摩耶山天上寺周辺マップ



第5番 高照寺

300本のモクレンが咲き継ぐ「もくれん寺」

高照寺 「あそこには何があるの? 白やピンクの花がいっぱい……」

 4月から5月にかけて八鹿町の国道9号線を車で走っていると、北側の山腹に花で霞んでいる一帯がある。誰の目をも引くほど美しく、圧倒的な数の花群れである。
そこが、通称「もくれん寺」の高照寺だ。坂になった参道から境内まで、モクレンがいたるところに植えられ、総数は約300本。これらが4月上旬から1ヵ月間にわたって次々と香り高く咲く。

 壮麗な花絵巻の始まりは、真っ白な花を青空に際立たせるハクモクレンから。白い花びらが散る頃には桃色のモクレンがほころび始め、さらに赤色モクレン、錦モクレンが蕾をふくらませて待っている。下旬になると紫色のシモクレンの出番となり、下旬から5月初旬に咲く珍しい黄モクレンがフィナーレを飾る。

 モクレンはもともと中国原産の花木。姿は浄土の花のハスに似ている。極楽浄土を願ったのか、本堂前のモクレンの枝には、おみくじが無数に結わえ付けられている。

9月は白いハギがしだれ咲く「萩寺」に

高照寺 3月はアセビ、4月はモクレンやスイセン、ハナモモ、ヤマブキ、6月はショウブなど高照寺は花が絶えない。

 さらに9月を待ちわびる人も多い。モクレンの季節には枝を刈り取っているので気付かないが、参道を覆うばかりに紅や白のハギがしだれるのである。特に白ハギが多く、7割を占めている。初秋の風に吹かれれば頼りなげに揺れ、雨に打たれれば小さな花びらがこぼれ散る。そんな風情と白萩祭を楽しみに大勢の参拝客がやってくる。当日は密祐快住職の愉快な仲間によるジャズコンサートと陶器市が開かれ、夜ハギ見物もこの時期ならではである。

治したいところを撫でる「なで弘法」

高照寺 高照寺は養老4年(720)、行基上人によって開山された。承和年間(834~848)には神護寺と呼ばれる真言寺院で、空海・最澄両師の間で起きた事件に関わる泰範上人が住職を務めていたと伝わる。
 
 本堂には治したい所を撫でながら拝むと霊験があるという「なで弘法」が安置され、頭上には四季折々の花を描いた江戸時代の花天井がはめ込まれている。「お寺に参り、お花に囲まれて、ああ幸せだと思ってもらえたら、お花も仏様もきっと喜んでいただける」と現代造形作家でもある密住職は言う。

ギャラリー

第5番 栂尾山 高照寺(こうしょうじ)

住  所
電  話
U R L
宗  派
ご 本 尊
拝  観
料  金
交  通

隣接霊場

兵庫県養父市八鹿町高柳1156
079-662-2865
http://koosyoji.sakura.ne.jp/
真言宗
胎蔵界大日如来
8~17時
300円
電車=JR山陰本線八鹿駅からバス15分、高柳下車徒歩10分
車=播但道和田山ICから北へ約15㎞、P30台、大型3台
車で高源寺60分、隆国寺40分


花ごよみ

モクレン
ヤマブキ
ショウブ
ハギ
紅葉イチョウ
アセビ

4月上旬~5月下旬
4月下旬~5月上旬
6月中旬~
8月下旬~9月下旬
11月上旬~
3月上旬~4月上旬


主な行事

修正会
施餓鬼会・戦没者英霊追悼会
白萩祭

1月1日
8月15日
9月(日程は毎年変更します。お問合せください)


周辺の見所

    ハチ北高原 1万5000平方mの広大な高原には3000株以上のザゼンソウが咲く。この群落は自生地の南限とされ、県の天然記念物に指定されている。花期は3月中旬~4月上旬頃。ミズバショウやムスカリの群落もある。車で50分。
    但馬高原植物園-瀞川平 ハチ北高原内の瀞川平にある植物園。日量湧水500トンと樹齢1000年の大カツラを保護する目的で作られた。レストランも併設。天然の湧水「カツラの千年水」を20リットル100円で販売(容器は別途)、9〜17時、500円、開園4〜11月、期間中は無休 電話0796-96-1187
    県立但馬長寿の郷 宿泊棟やロッジを備えた野外活動施設。レストランも併設。車で8分。 電話079-662-8456

高照寺周辺マップ

2012年9月23日 |カテゴリー: | タグ: , , , , ,
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