「丹後のもみじ寺」

さて、金剛院は何といっても紅葉で広く知られる。三重塔から本堂にかけてのカエデは細川幽斎の植樹で、全山合わせて5000本を数えるという。それらが黄赤や緋色などに染まり、三重塔に照り映える美しさは例えようもない。門前に広がる鹿原公園から見れば、まさしく一幅の絵画だ。
紅葉時の混雑を避け、若葉が萌える春から初夏、三重塔の屋根が白銀に輝く雪の日などに訪れるのも一興だ。静けさの中にたたずむ金剛院はじつに風雅である。